ramooは東海地方を中心に活動する、「Bedroom Altanative」を標榜するシンガーソングライターである。
演奏から録音、アレンジ、ミキシング、マスタリング、動画撮影、編集までの、ほとんど全てをramoo一人で手掛けている。
ramooは時に曲作りを「音を捕まえる行為」と形容する。それは、ramooが過去に、
BIG BAND JAZZのSaxプレイヤーとして活動した経験によるものであろう。
波のように押し寄せるバッキングのコード、そしてソリストの音に合わせ姿形を変えるリズムの中から音を拾い上げる、
ad libが彼の根底にあるのだ。彼の音楽はインプロヴィゼーションとad libの13インチのMacBookへの記録である。
lo-fiな機材を使い録音されたボーカルや2本のマイクだけで捉えられたドラムは、音にざらついた質感を与え、
Bedroom Musicの肌触りを彷彿とさせる。lo-fiな音作りを基調に
Altanative RockからR&B、クラウトロック、Ambient、Jazz、ノイズミュージック、ブラジル音楽まで音を捕まえ、
6畳の寝室生み出される音像は、まさに「Bedroom Altanative」 。
Loop音の反復のもたらす心地よさ、そして幾度にも塗り重ねられた音のレイヤーのもたらす美しきカオスは、
Bedroom Musicの新たな形を提示している。
2024年10月19日現在、サポートメンバーとして高校時代の同級生であり、
元マイティマウンテンズの松本直樹を迎えささらなる音楽の深みへと達している。
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